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モフモフのモフモフのブログ

読書の記録、日々の生活のこと書いてます

【書評】『バッティングの正体』手塚一志

年末の大掃除で小学生になる娘に部屋を与えるため、自宅で書籍をデジタル化する、いわゆる「自炊」をしました。

 

機材選びから始めて、最終的に約250冊の本のデジタル化を完了したのですが、作業の途中で、1999年に出版された手塚一志さんの『バッティングの正体』が面白くて最後まで読んでしまいました(笑)

 

15年以上経った今でも感心するくらい古ぼけた感はありません。(むしろ新しい?理論は今でも最先端だと思います)

手塚さんの著書は多数あり、全て熟読しましたが、その中でも『バッティングの正体』は手塚理論の根本的な内容なので、選手はもちろん、指導者や野球好きの大人にもオススメしたい名著です。

野球を観る目が養われますので野球観戦がより楽しくなります。

 

バッティングの正体

バッティングの正体

 

 

手塚一志 - Wikipedia

発売当時、衝撃の書だった

私が野球で現役だった1992年当時、野球の本は多数ありましたが、野球の技術を理論的に解説したものとして私(とチームメイト達)が知ってたのは『科学する野球』くらいしかありませんでした。(かなり懐かしい!捨てなければ良かった...涙)

 

 

科学する野球 (打撃篇)
 

 

『バッティングの正体』は当時の現役一流選手のイチロー高橋由伸鈴木尚典の動作の解説を中心に理論が展開されていくのですが、「高橋由伸にあって松井秀喜に無いものなぁんだ」等、現役選手の良い動作、悪い動作を写真やイラストでハッキリと言い切っていることが衝撃的で興味津々でした。

また当時のスラッガー清原和博については一言も表記が無いことが疑問にだったことを思い出しました。(後の著書で"リリースチョン"の惜しいバッターとして登場します)

 だから、野球はメジャースポーツ

なぜ野球は世界のメジャースポーツなのか、その理由についても考察されています。

どんな時代あろうとも、幾多の厳しい環境に対応するべく、私たちの身体はムダのない効率の良い運動が可能なよう、改良につぐ改良を重ねた末、今の構造にたどり着いたはずである。とすれば、たかだか200年の歴史しか持たない野球というスポーツの動作が、進化の秩序に逆らってできたものとも考えづらくはないだろうか。むしろ、進化の方向性に沿ったスポーツであるがゆえに、これほどまでに多くの人達に愛される"メジャースポーツ"へと発展したのではないのか。

(中略)

人体の設計図に従った運動パターンをスポーツ中に生かすことができた種目であるという点が、する側にも見る側にも快感を与えることができる理由である。それゆえに、多くの人々に愛されるメジャースポーツになり得たのではないだろうか。

 

しかし『バッティングの正体』を知ることと上手くなる事は違う

 

私の知る限り手塚理論は「ダブルスピン」→「うねり」→「クオメソッド」→「芯・キレ・ムチ」と習得の為の方法は進化しているのですが、今回久しぶりに本書を読んで根本理論は変わってないことが分かりました。

ドリル等、上達の為の多くの方法が以降の著書に考案されていますが、本書を読むことによってさらに効果が上がる様な気がします。

バッティングの正体

バッティングの正体